KUSEP-0
機体特徴
2015年の第7回SPECに向けて開発された一体型SPEC級クライマー。
主な特徴として従来のテザーの問題点の一つであるテザーのねじれはクライマーの円滑な昇降を阻害するものであり、上空での停止など様々な問題の原因の一つとなっていました。これに対してテザーガイドを実装、さらに形状をアイロン型とすることで駆動タイヤ部分でのテザーねじれを解消。これにより円滑な昇降動作を可能としました。
加えてテザーガイド等、テザーへのインストール(クライマーのテザーへのセットアップ)を重視した結果、迅速なテザーへのインストールを可能とする構造としています。
これによりSPEC競技中のウィンドウ(1チームに与えられたテザーインストール及び昇降実験を複合させた枠)の制限時間内でより往復昇降の回数を増やすことに成功しました。
さらに安全装置として通常時用のディスクブレーキに加えて非常時用に電磁ブレーキを装備し、従来よりも高い安全性を備えています。
機体仕様
寸法 | 230mm × 440mm × 290mm |
重量 | 8.85 kg |
駆動モーター | ブラシレスモーター |
バッテリー | リチウムポリマーバッテリー(LiPo) |
ブレーキ | 通常時: ディスクブレーキ 非常時: 電磁ブレーキ |
ESC | 大型ラジコンカー用ESC |
マイコン | STM32 Cortex-M3 |
<前のページに戻る